Tat_noのマイクラBEコマンド解説

Tat_noによるマイクラBE(bedrock edition)のコマンド解説です。

Tat_noのマイクラBEコマンド解説 第一回 セットアップと/give

この記事はマイクラBEエディションのコマンド解説の記事です。

外部のサイトで配布マップを作っているコマンド中級者です。

今回はコマンドを使うためのワールドの編集方法と/giveについて解説していきます。

 

 

ワールドのセットアップ

まず、コマンドを使用するとサバイバルでチートが出来ますし、今回紹介する/giveでは指定したプレイヤーにアイテムを与えることができます。こんな事を許可なしにできてしまったらマイクラが崩壊します。ですので当然、設定する必要があります。

 

設定方法

では実際に設定してみましょう!

設定方法は簡単。「チートの実行」または「チート」をオンにするだけです。

ワールド作成時の画面では「チート」のタブの「チート」をオンに、

ワールド編集時の画面では「ゲーム」のタブの「チートの実行」をオンにするだけです。

それ以外は基本触らないようにすると良いと思います。

※実質チートなので実績は一切解禁されません。

 

コマンドについて

ではコマンドを入力する前に少しコマンドについて説明しておきます。

コマンドって一体何なのでしょうか。さっきから「チート」と言ってるけど、一体何ができるの?

お答えしましょう。コマンドとは、マイクラのシステム自体にする「命令」です。今回紹介する/giveでは、指定した人にアイテムを渡すことができるコマンドです。

では、/giveの最初の「/」はなんでしょうか?

これはコマンドを使う時の決まり文句です。

コマンドはチャット欄とコマンドブロック、両方の入力欄で入力し、実行することができるのですが、チャット欄はチャットにも使われるので、giveと入力したら「give」と発言してしまいます。チャットの文章とコマンドの構文とを区別するためです。

ちなみにコマンドブロックにはチャット文は入力しないので、「/」は必要ありません。

/give解説

さあ迎えました第一回目の/give解説ですが、私がコマンドを開設するときは基本この順番で解説することにします。

  • 構文
  • 解説1
  • 例文
  • 解説2

それでは構文からです。

構文

/giveの構文はと言うと…

/give [セレクター] [アイテムID] [個数] [データ値][コンポーネント]

です。それでは1から解説していきます。

セレクターとは

セレクターはコマンドに欠かせない要素の一つです。

セレクターのおかげでコマンドが実行できていると言っても過言ではないので、セレクターについて理解しましょう!

まずセレクターとは「誰に対してコマンドを実行するか」です。セレクターには以下の5種類があります。

  • @p…一番近くのプレイヤー
  • @a…全てのプレイヤー
  • @s…自分自身
  • @r…ランダムなプレイヤー
  • @e…全てのエンティティ

見てみると、「プレイヤー」や、「エンティティ」などがありますね…

これについて説明します。

イクラの植物を除く生物には次のような名前があります。

Mob/モブ…プレイヤーを除くエンティティ。

Entity/エンティティ…植物を除く生物

Player/プレイヤー…ゲームを遊んでいる人

これに目を通してからセレクターに目を通してみましょう。見覚えのある言葉が…!

って感じです。

ちなみにセレクターだけでは実行する条件が大まかすぎるので詳細を決めるには[ ]のなかに記載される「セレクター引数」でさらに条件を追加することがあります。

例えば、ゾンビのみというセレクターは、

@e[type=zombie]

となります。

まあここでは少し触れておくほどにしましょう。

セレクター引数については別のページでの解説を多分いつか配信すると思います。

 

アイテムIDとは

イクラには大量のアイテムやブロックがあります。今回の/giveでは人に物を与えるので、アイテムやブロックの欄は当けていてはいけないんですよね〜

アイテムIDとは、ざっくりいえば「コマンド界でのアイテムの名前」です。

でも、ほとんど英語で表記し、" "(スペース)は"_"(アンダーバー)に置き換えて書きます。

たとえば空気はairで、石はstone、草はgrass、〇〇ブロックの場合は少し厄介です。例えば、クオーツブロックはquartz_blockで、ネザーレンガはnether_bricks

といった感じです。IDについては最悪「マイクラ統合版コマンド 〇〇 ID」ってググれば出てくると思います。

 

個数

アイテムを与える数です。数字で入力できます。

空欄のまま実行するとアイテムが一つ与えられます。

 

データ値

データ値とはアイテムのステータスのことで、同じアイテムでもグラフィックが少し違ったりするアイテムや同じ類でも違ったことをするアイテムってありますよね。例えばスポーンエッグ。スポーンエッグという類でも、「ハチのスポーンエッグ」「牛のスポーンエッグ」など種類があります。それを区別するためのものがデータ値です。

例えば

spawn_egg 1 51

アイテム名 個数 データ値の順で入力するので、スポーンエッグが渡されます。個数は1なので一つですね。その次がデータ値です。今回は51なのでスポーンエッグの51種類目。これはコマンドでしか

入手できないNPCのスポーンエッグに当たります。

このようなかんじで、種類を決めることができます。他にもポーションなどにも使えますね。

ですが、勘違いをしてはいけません。どんなアイテムにもデータ値は存在します。データ値が変わってもアイテムの内容が変わらないものだってあります。デフォルトのデータ値は0なので、データ値をいじる必要がない限り空欄にしておきましょう。次に紹介するコンポーネントを入力するのであれば0にしておくと良いです。

コンポーネント

コンポーネントとは、アイテムに詳細設定を追加するための物です。

例えばコンポーネントを使えば死んでしまった時にも保存されるアイテム、指定されたブロックにしか設置できないブロック、指定されたブロックしか破壊できないアイテムなどが与えられます。幅も広がりますねー

コンポーネントについてはまたいつか番外編で書きますので待っていてください!

別に空欄にしていても普通のアイテム/ブロックが手に入るのでわからない人は最初は空欄でいいと思います。

 

早速使ってみる

では実際に/giveを使ってみましょう。まずはチャット欄に打ってみましょう。

/give @s command_block

「え?コマンドブロックってなに?さっき言ってた気がするけど…何?」と思った人も居るかもしれません説明しましょう。コマンドブロックとは、チャット欄とは違って、コマンドを保存でき、レッドストーン信号が通った時に保存されたコマンドを実行すると言ったブロックです。「でも、アイテム欄にはコマンドブロックなんてないですよね。クラフトもできないですし。」コマンドブロックなんてものがクラフトできたりサバイバルインベントリにあったりしたら大問題ですよ!サバイバルではコマンドを入力できないですし…マイクラには他にもこのようにコマンドでしか出せないアイテムが存在します。

私が知る範囲では、コマンドブロック(command_block)、スタラクチャーブロック(structure_block)、ストラクチャーボイド(structure_void)、ボーダーブロック(border_block)、バリアブロック(barrier)、ライトブロック(light_block)です。

 

コマンドブロックについて

まず、コマンドブロックとは、これからのコマンド人生に欠かせないものです。

コマンドブロックには3つ種類があります。

衝撃、チェーン、反復

です。

コマンドブロックを開いた左側のメニューで種類を選択することができます。

一つずつ紹介します。

衝撃

衝撃のコマンドブロックのIDはcommand_blockで、オレンジ色の見た目をしています。このコマンドブロックは信号があえられたら一回コマンドを実行します。レバーで信号をかけ続けても、かけ始められた時一回のみ保存されたコマンドを実行します。なお、コマンドブロックを開いた画面の左側のタブを下にスクロールすると「ティックの遅延」と言う設定があります。20ティック=1秒なので、1ティック=0.05秒ですね。これを設定することによって、信号が通ったあとにディレイ(待機時間)を作ることができます。これはどのコマンドブロックも共通です。

チェーン

チェーンのコマンドブロックのIDはchain_command_blcokで、緑色の見た目をしています。このコマンドブロックは信号を与えても単体では動かず、衝撃や反復のコマンドブロックにつながって手前側(衝撃や反復)のコマンドブロックに信号が与えられると作動します。コマンドブロックの表面(1面を除く)には家のような形の5角形が描かれており、尖っているほうの先にチェーンのコマンドブロックを置くと、1つ目のコマンドブロックが実行されると連なって2つのコマンドブロックが実行されます。ですが繋げて実行するには絶対にチェンのコマンドブロックの左側のメニュー(以降は省きます)の設定が「レッドストーンが必要」ではなく「常に実行」になっていなくてはいけません。また、チェーンのコマンドブロック同士でも繋げることができ、1つ目が衝撃または反復のコマンドブロックであればいくらでも繋げることができます。

反復

反復のコマンドブロックのIDはrepeating_command_blockで、紫色の見た目をしています。このコマンドブロックは信号を与えられたら与えられているあいだ小刻みにコマンドを実行します。なお、これにチェーンのコマンドブロックをつなげると、どちらのコマンドブロック(以降コマブロと略します)も小刻みにコマンドを実行するようになります。

 

少し文章が長くなってしまいましたが、それぞれのコマブロの動きや特性を理解し、使い分けられるようになりましょう!

 

コマンドクイズ

第一問

コマンドブロックの種類は3つあります。名前を答えましょう。

第二問

空欄(____)を埋めましょう。

</giveの構文>

/give <_____> <アイテムID> <個数> <_____> <コンポーネント

第三問

コマンドとはなんですか?

ゲームに直接出す<___>のこと。

 

第四問

次の空欄を埋めましょう。

@s…___

@a…___

@p…___

@e…___

@r…___