Tat_noのマイクラBEコマンド解説

Tat_noによるマイクラBE(bedrock edition)のコマンド解説です。

Tat_noのマイクラBEコマンド解説 第二回 /setblockと/fill



この記事はマイクラBEエディションのコマンド解説の記事です。

 

外部のサイトで配布マップを作っているコマンド中級者です。

 

今回は/setblockと/fillについて解説していきます。

 

 

更新が遅れてしまってすみません💦💦

(俺のブログって読んでる人いるのかなぁ…

いるといいなぁ

※こいつ一回親友達にブログの閲覧数稼がれて(良いことなんですけど)誰が誰かわからなくて実際にはどれだけの人が見てるのかわからない(親友に407稼がれてそのあとも一日30とかが続いたので)という状況下にいます。)

 

それでは行きましょう!

/setblock/fillについて

さて、タイトルにもある通り今回のコマンドは/setblockと/fillです。英語ができる方ならほとんどすべてのコマンドの名前だけ聞けば機能がわかると思います。英語で"set"は日本語でもたまにつかう「セット」、"block"もわかると思いますが、「ブロック」のことなので、なんとなくブロックを設置するコマンドなんだな、と察しが付くでしょう。

同じように"fill"とは「埋める」などの意味があるので、/setblockは1つのブロックを、/fillは複数のブロックを同時に設置できるということがわかります。

便利なコマンドですが使い方を間違えたら大惨事になりかねませんし、第一に理解に少し時間がかかる人もいると思います。イメージのつかみ方が肝心ですね。

/setbockについて

それではまず/setblockについて解説します。

構文

構文は以下のとおりです。

/setblock <座標> <ブロックID> <ブロックの詳細または設置方法>

また、最低限入力が必要なのは

/setblock <座標> <ブロックID>

までです。

それでは順番に説明します。

 

座標

座標についてはこのコマンドで初めて触れますね。

それでは説明します。

まずマイクラのワールドには1つ1つの場所に数字が定めてあり、一つ一つに役目があります。

x座標

z座標

x座標は左右、y座標は上下、z座標は前後のどこにそのブロック(空気を含む)があるのかを指します。

通常はx y zの順番で書かれます。なので、座標0 -60 0と記入されます。この時、x=0,y=-60,z=0となります。コマンドでもx y zの順で表記するので必ずこの順番は覚えておいてください。

それでは座標ってどうやって調べるの?って事ですよね。座標の調べ方はいくつかあります。

座標の調べ方 - 座標の表示をオンにする

座標の調べ方のなかで一番代表的なのはこれでしょう。

ワールド作成時には設定の「詳細設定」、プレイ中または作成後、ワールドの編集中には「ゲーム」のタブのところを少し下に行くと、「座標の表示」と言う項目があるので、それをオンにすると、ゲームプレイ中に画面左上に「位置:<あなたの座標>」が表示されます。これも先ほど言った通り、x y zの順で書かれます。

この座標が表しているのは自分の下半身の部分に当たるブロックです。

ブロックIDについては前回説明したと思いますので最低限必要な要素についてはもう理解しているはずと言うことです。構文通りに入力してみましょう。

/setblock <表示されている座標> grass

grassは草ブロックのIDなので、今いる位置の下半身の部分に草ブロックが設置されると思います。(ブロックが設置されるとマイクラの使用上プレイヤーはブロックの中にめり込むので、動きます。)

座標の調べ方 - 座標のコピーをオンにする

この手段はあまり知られていないのですが、

イクラのホーム画面の設定→クリエイター→座標のUIのコピーを有効にする

をオンにすると、チャット欄から座標をコピーすることができます。

チャット欄へ行くと、画面上部に座標をコピーするためのUIが表示されます。

左側に表示する座標のオプション、真ん中にその座標、右側二つのボタンは左側から順に「コピー」、「チャット欄にペースト」です。

チャット欄でコピーしたものをコマンドブロックに移せばいいですね。

で、左側の表示する座標のオプションは「マイポジション」と「ブロックポジション」の二つがあります。

前者についてはわかりませんが、(おそらく名前からして自分が立っている場所ですがうまく機能したことがないので。)後者は、windowsでは画面の真ん中のカーソルに当たっているブロック、iPadでは画面の真ん中にあるブロックの座標が表示されます。

ブロックの座標を調べるときは、調べたいブロックを画面の真ん中に合わせて、「マイポジション」から、「ブロックポジション」に設定を変更し、右側の二つのボタンの中の左のボタン、コピーボタンを押して、コマブロにペーストしましょう。

 

iPadでコマブロにペーストする際は、コマブロのメニューを開いたときに出てくる文字を入力する欄」の左側にあるペーストボタンを押しましょう。

 

座標の調べ方 - windows版向けのショートカット

これは、iPadでも機能するのですが、キーボードを使用するものなので、iPadでやる際はbluetoothのキーボードが必要です。

 

まず、先ほどと同じ手順で座標のUIのコピーを有効にするをオンにしたら、次にマウス&キーボードのタブに移り、キーボードのキーの設定のところを下にスクロールすると、一番下に「座標のコピー」や「対面座標のコピー」などがあります。

前者がマイポジション、後者がブロックポジションのことです。

※マイポジションとブロックポジションについては上で説明しているので飛ばし読みしている方はここから飛んでください。

 

で、そのキーボードの設定が初期段階では座標のコピーがC、対面座標のコピーがXに設定されていると思います。まあ、別にいじらなくていいですけどいじりたい人はどうぞ。ここで設定したキーは、「Ctrl+Alt+設定したキー」になります。なので、初期設定のままでしたらマイポジションは「Ctrl+Alt+C」で、ブロックポジションは「Ctrl+Alt+X」でできます。

一応キーボードショートカットについて詳しくない人に説明しますけど、コピーした座標をテキスト入力欄にペーストする際は、「Ctrl+V」です。

 

座標の記号について

少し話を戻しましょう。

座標に表記方法は3種類あります。

「数字」、「記号」、「数字&記号」の3つです。

説明しますね。

「数字」については先ほど説明した「0 -60 0」のような数字で表す座標のことです。

まず、記号とは何なのか。

自分のいる場所を表したい場合、いちいち座標を覚える/コピーして入力していると面倒ですね。この不便さを克服するのが「記号」です。

自分の立っている場所を表すには、一般的には「~(チルダ)」を使います。

ですが先ほども言った通り、座標は数字を3つ入力する必要があり、それぞれがX座標、Y座標、Z座標を意味しますね。

X座標はここで、Y座標はここで、Z座標がここと、3つに分かれていますね。

なので、完全に自分の立っている座標を書く場合は、「~ ~ ~」になります。

ちなみに、~はプレイヤーの下半身の部分に当たるブロックを表します。

なので、

/setblock ~ ~ ~ grass

とすると、自分の下半身の部分にブロックが一つ設置されますね。

座標の足し算もできます。これは「数字&記号」ですね。

自分の立っているところからy座標が5つ上となると、5つ足すので、「~+5」と打ち込みたくなりますが、+なんていりません「~5」だけで済みます。

じゃあy座標が5つ下がるとなると、今度は符号がいるんです。5つ下がる場合は、「~-5」になります。じゃあ+もつけてもいいじゃないか!

ちなみに、座標「~ -60 ~8」とか~がついてるのとついてないのとをまぜることもできます。

 

もう一つ記号があるのですが、その記号は/fill解説の時に解説した方が都合がいいのでその時に解説します。

ブロックの詳細または設置方法

/setblockコマンドの構文では順番的に座標に次はブロックIDなんですが、これについては/give解説の回で解説していますので、省きます。ブロックIDの次はブロックの詳細または設置方法なので、それについて解説します。

まず、次に来るのはブロックの詳細/設置方法/詳細&設置方法です。

それではまず詳細から説明します。

詳細はブロックのデータ値に当たる部分ですね。データ値についても/give解説の回で解説しているのでわからない人は飛んでください。

まあ簡単に言うとブロックが何の種類かの詳細部分を判別するための値ですね。

スポーンエッグとかは何のモブが出現するかとかを判別するやつです。

「模様入りのクォーツブロックのIDって、なんですか?」とか「なめらかなクォーツブロックのIDって、なんですか?」とか言ってる人がいると思いますが、なめらかなクォーツブロックはクォーツブロックの類なので、データ値をいじればいいわけです。

データ値は/giveでは数字で表していましたけど、/setblockや/fillは[ ]を使って表します。

クォーツブロックのIDは"quartz_block"です。

なので、なめらかなクォーツブロックを設置する際のコマンドは

/setblock ~ ~ ~ quartz_block ["chisel_type"="chiseled"]

になります。

" "(ダブルクォーテーション)は = の前後どちらの要素にも使ってください。

chiselというのは彫刻のようなものを意味し、typeは種類という意味ですので、chisel typeは彫刻の種類という意味になります。

なめらかなクォーツブロックはともかく、模様入りのクォーツブロックなどは彫刻してありそうなのでこう覚えるといいでしょう。

ちなみに模様入りのクォーツブロックは

/setblock ~~~ quartz_block ["chisel_type"="chiseled"]

になります。

特定のブロックは向きを変えることもできます。

/setblockはブロックを強引に設置するイメージがあるので、空中に水を浮遊させたり、サボテンを浮遊させたりもできるわけです。

なので、レバーなども向きを変えてやるとサバイバルでは起こりえない状況を作ることができます。ではどうやって向きを変えるのかについてです。

クォーツブロックの向きを変えるときは、

/setblock ~ ~ ~ quartz_block ["pillar_axis"="x"]

この"pillar_axis"が重要です。

今回はzになっていますが、x、y、zの三種類を設定できます。

ちなみに、向が変わった模様入りのクォーツブロックを設置するには、

/setblock ~ ~ ~ quartz_block ["pillar_axis"="z","chisel_type"="chiseled"]

です。

["pillar_axis"="z","chisel_type"="chiseled"]

この,(カンマ)が重要です。複数のデータをいじるときは","を使って区切ります。

レバーの向きを変える場合は、

/setblock ~~~ lever ["lever_direction"="west"]

このように"lever_direction"を使います。

など、ブロックに対してこれだけのカスタマイズができるのでコマンドっておもしろいですよね。

 

/fillについて

つぎに、/fillについて解説します。

構文

構文は/setblockと似ています。

/fill <座標1> <座標2> <ブロックID> <ブロックの詳細または設置方法>

最低限必要なのは

/fill <座標1> <座標2> <ブロックID>

までです。

それでは解説します。

座標1&2

/fillになって変わったことは座標の数だけです。ここを抑えれば、基本的には大丈夫です。

イメージとしては、

こんな感じです。

唐突ですがここで

!コマンド用語集!
始点・終点
これについて解説します。
上の画像で言うと、始点がダイヤモンドブロックで、終点が金ブロックです。
ダイヤモンドブロックの座標を座標1に指定して、金ブロックの座標を座標2に指定すれば、始点から終点の範囲である始点、終点、ガラス、ガラスの内側が全部埋まります。
いまいちわからない人は別に影響あっていいワールドでいろいろと試してみてはどうかなと思います。

ブロックの詳細または設置方法

これは/setblockにも使えますが、/fillの方がわかりやすいので、今解説します。

設置方法には種類があります。

解説しますね。

Replace

replaceの構文は以下の通りです。

/fill <座標1> <座標2> <ブロックID 1> replace <ブロックID 2>

ブロックIDが二つ点在してますね。

これについて解説します。

 

挙動は、

<ブロックID 1>のブロックで<ブロックID 2>のブロックのみを埋める

という感じです。

空気だけを草で埋めるときは

/fill <座標1> <座標2> air replace grass

ここで押さえておきたいポイントは

Point!
/fillでは必ず設置するブロックを手前に書く
ということです。
どういう事かと言うと、
先ほどの「空気だけを草で埋める」と言う例を使うと、実際に設置するブロックは草なので、構文的にreplaceより手前に来るということです。
Keep

Keepは「○○ replace air」の省略版です。

つまり、空気が○○の部分のブロックに置き換わるということです。

簡単だけど便利ですね。

Hollow

通常の/fillを実行すると選択した範囲すべてが埋まってしまいますが、Hollowでは中を空洞にしてブロックを設置することができます。豆腐ハウスを作るときに便利ですね(?)

⚠️注意点⚠️
Hollowではブロックを設置する際は中が空洞になるため、Hollowで指定した際の内部は空気に置き換わります。中身を残して枠だけを作りたい場合は次に紹介するOutlineを使いましょう。
Outline

Hollowでは内側を空洞にして枠の部分だけを製作するというような挙動でしたが、outlineでは内側を残したまま枠の部分が埋めれます。豆腐ハウスのブロックを置き間違えたときにべんりですね(replace使え(((((

Destroy

destroyでは、埋めた範囲にあるブロックを何かに置き換える場合、置き換わるブロックがプレイヤーの手によって破壊されたようになります。データ上ではならないのですが、ブロックがアイテム化しますし、アニメーションや破壊音も再生されます。チェストを設置して範囲として実行すると、中身も出てきます。

ギミックなどを作るのに便利ですね。

 

コマンドクイズ

前回の答え

第一問

コマンドブロックの種類は3つあります。名前を答えましょう。

インパルス(衝撃)、リピート(反復)、チェーン

第二問

空欄(____)を埋めましょう。

</giveの構文>

/give <セレクター> <アイテムID> <個数> <データ値> <コンポーネント

第三問

コマンドとはなんですか?

ゲームに直接出す<命令(指示、同意であれば正解)>のこと。

第四問

次の空欄を埋めましょう。

@s…自分自身

@a…プレイヤー全員

@p…一番近くのプレイヤー

@e…すべてのエンティティ

@r…ランダムなプレイヤー

(同意であれば正解)

 

それでは…

今回のクイズ

第一問

/fillと/setbockとの違いは?

第二問

ブロックの設置方法をすべて挙げてください

第三問

<______>の中身を埋めてください

・/fill構文

/fill <______> <______> <ブロックID>… 

 

いかがだったでしょうか。初歩的なコマンドでも大きな力になりますので覚えておくようにしましょう。

Tat_noのマイクラBEコマンド解説 番外編 /give、/replaceitemのコンポーネントの書き方

この記事はマイクラBEエディションのコマンド解説の記事です。

外部のサイトで配布マップを作っているコマンド中級者です。

今回は/giveや/replaceitemのコンポーネントの書き方を解説していきます。

 

 

コンポーネントとは?

コンポーネントを使うことで何ができるのでしょうか?

正解は…

コンポーネントを使うことでアイテムに特性をつけることができます。例えば死んでもなくならないアイテム、ドロップ禁止アイテム、移動できないアイテム、設置可能なブロックが決まっているアイテムや破壊可能なブロックが決まっているアイテムなどです。

 

よく配布マップなどで見る、アイテムの名前の下についている「破壊可能:〇〇」などが実現できるのです!

書き方

それでは書き方です。

/giveや/replaceitemのコンポーネント{ }(中カッコ)" "(ダブルクォーテーションマーク)で挟んで表記します。

 

/giveや/replaceitem(以下は略します)コンポーネントには4つのモードがあります。

 

can_place_on

can_destroy

keep_on_death

item_lock

コンポーネントは繋げられる!

 なお、コンポーネントはつなげることができ、つなげるときの構文は以下のものです。

{"<コンポーネント 1>":{},"<コンポーネント 2>":{}}

can_place_on

can_place_onでは、設置可能なブロックを指定することができます。

サバイバルモードでは設定しても反映されないので使うときはアドベンチャーモードで使うことに注意しましょう。

それでは構文です。

{"can_place_on":{"blocks":["<ブロックID>"]}}

<ブロックID>に入力したブロックのみに設置できるようにオプションを追加します。

blocks:の後の[ ]" "などに注意して書きましょう。

なお、ブロックを二つ以上指定するときは、,(カンマ)を使うのでこうなります。

{"can_place_on":{"blocks":["<ブロックID 1>","<ブロックID 2>"]}}

can_place_onitem_lockkeep_on_deathなどとつなげることができます。

can_destroy

これは破壊可能なブロックを指定することができます。

先ほど同様、サバイバルモードでは設定しても反映されないので使うときはアドベンチャーモードで使うことに注意しましょう。

構文です。

{"can_destroy":{"blocks":["<ブロックID>"]}}

先ほど同様、複数のブロックを指定できるので、構文はこうなります。

{"can_destroy":{"blocks":["<ブロックID 1>","<ブロックID 2>"]}}

なお、can_destroyitem_lockkeep_on_deathつなげられます。

keep_on_death

これは死んでもインベントリに残る特性をアイテムに付与できます。

構文は以下のとおりです。

{"keep_on_death":{}}

先程まで使用していた:{}の中の部分も、必要がなくなりました。比較的すっきりしましたね。

Keep_on_deathitem_lockcan_place_oncan_destroyつなげられます。

item_lock

これはアイテムをインベントリ内で「ドロップ、削除、クラフト」を制限したり、「ドロップ、クラフト、削除、インベントリ内での移動」を制限したりできます。モードが二つあり、前者(ドロップ、消去、クラフトの制限)は"lock_in_inventory"、後者(ドロップ、クラフト、削除、インベントリ内での移動の制限)は"lock_in_slot"です。

それでは構文です。

 

lock_in_inventory

{"item_lock":{"mode":"lock_in_iventory"}}

 

lock_in_slot

{"item_lock":{"mode":"lock_in_slot"}}

 

item_lockは、keep_on_deathcan_place_oncan_destroyつなげられます。

ちなみにlock_in_inventoryのアイテムには左上に黄色い三角が、lock_in_slotのアイテムには左上に赤色の三角が現れます。

 

便利なitem_lockのようですが、使い方には気を付けましょう。特にlock_in_slotは、アイテムを増殖しすぎるとインベントリの圧迫になってしまいます。使い方には十分気を付けて使用してください。

 

アイテム欄を圧迫してしまった時の対処法

いくつか紹介します。

一つ目

チャット欄に/clearと打つ(すべてのアイテムが消えます)

二つ目

/replaceitemコマンドで強制的に置き換える

構文↓
消したいアイテムを持ち、

/replaceitem entity @s slot.weapon.mainhand 1 air

私の知る範囲ではこれだけです。なので、使い方には注意してください。

 

まとめ

コンポーネントを使うことで建築の幅が大きく広がり、脱出マップなどで使うことが出来ます。

 

それでは次回もお楽しみに〜

 

 

Tat_noのマイクラBEコマンド解説 第一回 セットアップと/give

この記事はマイクラBEエディションのコマンド解説の記事です。

外部のサイトで配布マップを作っているコマンド中級者です。

今回はコマンドを使うためのワールドの編集方法と/giveについて解説していきます。

 

 

ワールドのセットアップ

まず、コマンドを使用するとサバイバルでチートが出来ますし、今回紹介する/giveでは指定したプレイヤーにアイテムを与えることができます。こんな事を許可なしにできてしまったらマイクラが崩壊します。ですので当然、設定する必要があります。

 

設定方法

では実際に設定してみましょう!

設定方法は簡単。「チートの実行」または「チート」をオンにするだけです。

ワールド作成時の画面では「チート」のタブの「チート」をオンに、

ワールド編集時の画面では「ゲーム」のタブの「チートの実行」をオンにするだけです。

それ以外は基本触らないようにすると良いと思います。

※実質チートなので実績は一切解禁されません。

 

コマンドについて

ではコマンドを入力する前に少しコマンドについて説明しておきます。

コマンドって一体何なのでしょうか。さっきから「チート」と言ってるけど、一体何ができるの?

お答えしましょう。コマンドとは、マイクラのシステム自体にする「命令」です。今回紹介する/giveでは、指定した人にアイテムを渡すことができるコマンドです。

では、/giveの最初の「/」はなんでしょうか?

これはコマンドを使う時の決まり文句です。

コマンドはチャット欄とコマンドブロック、両方の入力欄で入力し、実行することができるのですが、チャット欄はチャットにも使われるので、giveと入力したら「give」と発言してしまいます。チャットの文章とコマンドの構文とを区別するためです。

ちなみにコマンドブロックにはチャット文は入力しないので、「/」は必要ありません。

/give解説

さあ迎えました第一回目の/give解説ですが、私がコマンドを開設するときは基本この順番で解説することにします。

  • 構文
  • 解説1
  • 例文
  • 解説2

それでは構文からです。

構文

/giveの構文はと言うと…

/give [セレクター] [アイテムID] [個数] [データ値][コンポーネント]

です。それでは1から解説していきます。

セレクターとは

セレクターはコマンドに欠かせない要素の一つです。

セレクターのおかげでコマンドが実行できていると言っても過言ではないので、セレクターについて理解しましょう!

まずセレクターとは「誰に対してコマンドを実行するか」です。セレクターには以下の5種類があります。

  • @p…一番近くのプレイヤー
  • @a…全てのプレイヤー
  • @s…自分自身
  • @r…ランダムなプレイヤー
  • @e…全てのエンティティ

見てみると、「プレイヤー」や、「エンティティ」などがありますね…

これについて説明します。

イクラの植物を除く生物には次のような名前があります。

Mob/モブ…プレイヤーを除くエンティティ。

Entity/エンティティ…植物を除く生物

Player/プレイヤー…ゲームを遊んでいる人

これに目を通してからセレクターに目を通してみましょう。見覚えのある言葉が…!

って感じです。

ちなみにセレクターだけでは実行する条件が大まかすぎるので詳細を決めるには[ ]のなかに記載される「セレクター引数」でさらに条件を追加することがあります。

例えば、ゾンビのみというセレクターは、

@e[type=zombie]

となります。

まあここでは少し触れておくほどにしましょう。

セレクター引数については別のページでの解説を多分いつか配信すると思います。

 

アイテムIDとは

イクラには大量のアイテムやブロックがあります。今回の/giveでは人に物を与えるので、アイテムやブロックの欄は当けていてはいけないんですよね〜

アイテムIDとは、ざっくりいえば「コマンド界でのアイテムの名前」です。

でも、ほとんど英語で表記し、" "(スペース)は"_"(アンダーバー)に置き換えて書きます。

たとえば空気はairで、石はstone、草はgrass、〇〇ブロックの場合は少し厄介です。例えば、クオーツブロックはquartz_blockで、ネザーレンガはnether_bricks

といった感じです。IDについては最悪「マイクラ統合版コマンド 〇〇 ID」ってググれば出てくると思います。

 

個数

アイテムを与える数です。数字で入力できます。

空欄のまま実行するとアイテムが一つ与えられます。

 

データ値

データ値とはアイテムのステータスのことで、同じアイテムでもグラフィックが少し違ったりするアイテムや同じ類でも違ったことをするアイテムってありますよね。例えばスポーンエッグ。スポーンエッグという類でも、「ハチのスポーンエッグ」「牛のスポーンエッグ」など種類があります。それを区別するためのものがデータ値です。

例えば

spawn_egg 1 51

アイテム名 個数 データ値の順で入力するので、スポーンエッグが渡されます。個数は1なので一つですね。その次がデータ値です。今回は51なのでスポーンエッグの51種類目。これはコマンドでしか

入手できないNPCのスポーンエッグに当たります。

このようなかんじで、種類を決めることができます。他にもポーションなどにも使えますね。

ですが、勘違いをしてはいけません。どんなアイテムにもデータ値は存在します。データ値が変わってもアイテムの内容が変わらないものだってあります。デフォルトのデータ値は0なので、データ値をいじる必要がない限り空欄にしておきましょう。次に紹介するコンポーネントを入力するのであれば0にしておくと良いです。

コンポーネント

コンポーネントとは、アイテムに詳細設定を追加するための物です。

例えばコンポーネントを使えば死んでしまった時にも保存されるアイテム、指定されたブロックにしか設置できないブロック、指定されたブロックしか破壊できないアイテムなどが与えられます。幅も広がりますねー

コンポーネントについてはまたいつか番外編で書きますので待っていてください!

別に空欄にしていても普通のアイテム/ブロックが手に入るのでわからない人は最初は空欄でいいと思います。

 

早速使ってみる

では実際に/giveを使ってみましょう。まずはチャット欄に打ってみましょう。

/give @s command_block

「え?コマンドブロックってなに?さっき言ってた気がするけど…何?」と思った人も居るかもしれません説明しましょう。コマンドブロックとは、チャット欄とは違って、コマンドを保存でき、レッドストーン信号が通った時に保存されたコマンドを実行すると言ったブロックです。「でも、アイテム欄にはコマンドブロックなんてないですよね。クラフトもできないですし。」コマンドブロックなんてものがクラフトできたりサバイバルインベントリにあったりしたら大問題ですよ!サバイバルではコマンドを入力できないですし…マイクラには他にもこのようにコマンドでしか出せないアイテムが存在します。

私が知る範囲では、コマンドブロック(command_block)、スタラクチャーブロック(structure_block)、ストラクチャーボイド(structure_void)、ボーダーブロック(border_block)、バリアブロック(barrier)、ライトブロック(light_block)です。

 

コマンドブロックについて

まず、コマンドブロックとは、これからのコマンド人生に欠かせないものです。

コマンドブロックには3つ種類があります。

衝撃、チェーン、反復

です。

コマンドブロックを開いた左側のメニューで種類を選択することができます。

一つずつ紹介します。

衝撃

衝撃のコマンドブロックのIDはcommand_blockで、オレンジ色の見た目をしています。このコマンドブロックは信号があえられたら一回コマンドを実行します。レバーで信号をかけ続けても、かけ始められた時一回のみ保存されたコマンドを実行します。なお、コマンドブロックを開いた画面の左側のタブを下にスクロールすると「ティックの遅延」と言う設定があります。20ティック=1秒なので、1ティック=0.05秒ですね。これを設定することによって、信号が通ったあとにディレイ(待機時間)を作ることができます。これはどのコマンドブロックも共通です。

チェーン

チェーンのコマンドブロックのIDはchain_command_blcokで、緑色の見た目をしています。このコマンドブロックは信号を与えても単体では動かず、衝撃や反復のコマンドブロックにつながって手前側(衝撃や反復)のコマンドブロックに信号が与えられると作動します。コマンドブロックの表面(1面を除く)には家のような形の5角形が描かれており、尖っているほうの先にチェーンのコマンドブロックを置くと、1つ目のコマンドブロックが実行されると連なって2つのコマンドブロックが実行されます。ですが繋げて実行するには絶対にチェンのコマンドブロックの左側のメニュー(以降は省きます)の設定が「レッドストーンが必要」ではなく「常に実行」になっていなくてはいけません。また、チェーンのコマンドブロック同士でも繋げることができ、1つ目が衝撃または反復のコマンドブロックであればいくらでも繋げることができます。

反復

反復のコマンドブロックのIDはrepeating_command_blockで、紫色の見た目をしています。このコマンドブロックは信号を与えられたら与えられているあいだ小刻みにコマンドを実行します。なお、これにチェーンのコマンドブロックをつなげると、どちらのコマンドブロック(以降コマブロと略します)も小刻みにコマンドを実行するようになります。

 

少し文章が長くなってしまいましたが、それぞれのコマブロの動きや特性を理解し、使い分けられるようになりましょう!

 

コマンドクイズ

第一問

コマンドブロックの種類は3つあります。名前を答えましょう。

第二問

空欄(____)を埋めましょう。

</giveの構文>

/give <_____> <アイテムID> <個数> <_____> <コンポーネント

第三問

コマンドとはなんですか?

ゲームに直接出す<___>のこと。

 

第四問

次の空欄を埋めましょう。

@s…___

@a…___

@p…___

@e…___

@r…___